WRF (Weather Research and Forecasting Model) とはアメリカの気象機関を中心に開発されているメソ気象モデルの一つで、日本でいうと気象庁のMSM・LFMに相当する数値予報モデルです。
WRFの素晴らしいところは、オープンソースで誰でも利用することができるという点です。MSMやLFMを誰でも利用できるみたいなものだって考えると、それだけのソフトウェアを公開してしまうアメリカ凄すぎる!ってなりますよね。
さて「誰でも利用できる」と書きましたが、実際にWRFで数値予報計算をするには、関連ソフトウェアをインストールした上でWRF本体をセットアップする必要があり、誰でも「簡単に」利用できるというわけにはいきません。
そこで今回、WRFをセットアップするまでの手順の一例をnoteに書きましたので、ご紹介いたします。私自身はこの手順でセットアップすることができましたが、WRFは非常に複雑なソフトウェアなので、ご利用のPC・サーバー環境によってはうまくいかない場合もありうる点はご了承下さい。
またWRF本体をセットアップできても、それですぐ数値予報計算を実行できるわけでもありません。インプットするデータの入手やその前処理など、いろいろなステップがあります。
今回公開したnoteにはそこまでは書いておりませんが、もしWRFを実際に使ってみたいという方いらっしゃいましたら、私たちでもお仕事としてサポート可能ですので、よかったらお気軽に問い合わせフォームからコンタクトしていただけますと幸いです!
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